2014年9月30日火曜日

Design Works [VISIT SHIMIZU]

地元清水区のためのデザインワーク、第二弾。


今回の依頼は、海外から訪れる客船や、これから訪れるかもしれない方々へのグッズと
英語併記の清水区の情報を伝える誌面。

前回の「三保をふるまう」事をコンセプトとした紙ナプキンと情報紙のセットは
好評だったようで、今回も「紙ナプキンを」という依頼。

VISIT SHIMIZUというお題をいただき、まずは全体のコンセプトを練りました。

そして、提案した物の中から採用となったコンセプトがこちら。


清水区を詰め込んだ三段重。

手渡す時の楽しさと、コミュニケーションの可能性を考えこの形状をデザインしました。


平面の紙を折る事で、三段重ができあがるようになっています。

開くと、清水区の基本情報が英語併記で書かれています。

清水区と打ち合わせの結果、「食、祭、歴史、風景」に分けて、紹介。


重箱にはお箸も必要ですね。
紙ナプキンを巻いている帯は箸袋に見立てています。


前回の紙ナプキンに加え、桜えびと葵紋の2種類が追加されました。




常々思っている事があります。
最も強力な観光情報は、地の物の情報だと思います。

「土地の人の偏った地元愛」と、「俯瞰で見た地元の魅力」
その両方をちゃんと自分の体感として持っているかどうか。

今回の仕事はあくまでも「清水区の基本情報」が書かれていますが、
いつかは自分の感覚に偏った清水区の情報を発信したいなあと思ったりします。

とは言え
18歳で地元を離れ、goodbymarket立ち上げとともに戻ってきた僕は、
まだまだ、地元探索中。
自身の三段重はまだまだ修行が足りません。。

あなたは、自身の暮らす町で「オススメの三段重」を作る事はできますか?




1年以上前で情報がストップしていた過去のデザインワークを
まとめてアップしました。どうぞご覧下さい。




以上。
9月30日。早朝より清水港にて物販中。
清水港に入港した客船、Celebrity Millenniumの前よりお届けしました。