2013年7月7日日曜日

富士山と世界遺産

富士山は世界遺産にならずとも、独立峰のもつ存在感と、
日ごと、季節ごと、見えたり、見えなかったり、その変化のある表情が僕を惹き付けて止みませんし、取り憑かれ、病み続けてしまいます。

世界文化遺産登録には、僕以上にそれが強い方々の執念のようなものがあったことでしょう。

大好きな富士山の世界遺産を、地に足をつけながら喜びたいと思います!


僕はこの世界遺産のタイミングに合わせて生きてきたわけでも、
ここに照準を合わせて「富士山」をテーマにしたわけでもなく、
自分の人生の文脈と、そこに訪れる偶発性に沿って自然と創作をしてきました。

巷でいわれている「商機」ではなく、「転機」として、死ぬまで富士山と向き合っていければ幸いな事です。


かねてから、自分のところに戻ってくるお客さんや様々な方からのメールや手紙や、直接の言葉は僕にとんでもないエネルギーを与えてくれています。

同時に、僕のところにはモノを売る事で得たお金が入り、それがいつも僕の無茶ぶりを
受けてくれる、県内を中心とした製作の会社さんたちに回っていきます。

残った部分で、僕は次の創作を始め、もちろん生活をさせてもらっています。


その中から、わずかでも富士山へ直接戻せるお金を捻出できないかと思い、
県の方へ聞いたりもしながら、どういう方法がベストかと悶々としていました。



数ヶ月前、method山田さんから連絡が入り、頂いたお話がこちら。
以下、methodさんから引用



認定NPO法人 「富士山を世界遺産にする国民会議」
http://www.mtfuji.or.jp/index.html


富嶽三十六プロジェクト
http://www.mtfuji.or.jp/fugaku36/

[ product ]

6月22日、正式に世界文化遺産に登録された富士山。

登録に伴い、その運動に長年尽力されてきた認定NPO法人、「富士山を世界遺産にする国民会議」により、世界遺産として存続させるための活動として、「富獄三十六プロジェクト」が新たに立ち上げられました。

このプロジェクトでは、葛飾北斎による36の富士山の浮世絵、「富嶽三十六景」にならい、書籍、音楽、食などの各ジャンルにおける、富士山を題材とした36のコンテンツのピックアップを通し、新たな富士山の楽しみ方を提案すると同時に、富士山保全への寄付を募り、未来に富士山を引き継ぐプロジェクトです。

プロダクト部門の、「富嶽三十六プロダクト」では、弊社ヤマダが選者として、36のプロダクトの選定を担当させて頂きました。

100年先の未来も、美しい日本の、そして世界の宝でありつづけるために、その売り上げの一部は、依然として問題視されている富士山の環境保全に役立てられます。

プロジェクトの各ジャンルの詳細は、来月上旬に正式発表される予定です。
ぜひ21世紀版の富獄三十六景にご期待ください。

富嶽三十六プロジェクト
http://www.mtfuji.or.jp/fugaku36/



goodbymarketからどのアイテム達が選出されたかは、正式発表をお待ち下さい!
売上の一部を大好きな富士山へお返ししながら、
市場がいわゆる「富士山モチーフ」に飽きる時がきても、
継続して愛すべき富士山の新たな視点をお届けしていきたいと思います。

池ヶ谷