2012年1月27日金曜日

東山旧岸邸 新名勝・富嶽借景展

ようやく富士山も冬らしくなってきました。
その冬らしい季節感に、僕とストーブの距離関係も日に日に近くなり、
もはや、その距離わずか30cmという恋人関係の距離感を築いています。

さて。
2月23日、富士山の日から2ヶ月間、御殿場市の東山旧岸邸で展示をする事となりました。
故・吉田五十八氏による設計で、細部へのこだわりは鬼気迫るものがあります。

東山旧岸邸から昨年、展示の依頼をいただき、邸宅内奥の展示室で
富士山の日に合わせて開催されます。


これまで販売してきた商品と、新しい展示作品、そして「新たな名勝を提唱する」ための写真で構成します。

「新たな名勝を提唱する」ための写真とは??

これは昨年から撮りためて、今なお探し続けている新たな富士山の名勝地からの景色です。

「富士山と言えば本栖湖の逆さ富士!」「富士山と言えば三保の松原!」
などなど、様々な景勝地は存在しますが、
きっとどこかの住宅街や橋の下にも、エモーショナルな富士山の眺めは転がっているんだと思っています。

それを「新名勝です」と提案するべく、「富士山と何か」がコラボレーションした様々な写真を展示します。


これは作品づくりにも言える事ですが、物事を多角的に見て行く事が重要だと考えています。それは、日常においても同じです。

例えば「あいつはダメなヤツだ」「あの観光地はダメだ」など、誰かの評価を鵜呑みにしているだけだと、そこで終わります。

「本当にそうだろうか??」と考え、様々な角度から見てみると、「なんだ、意外といい!」という発見が1つは得られると思っています。


ぜひぜひ新たな新名勝を見にお出掛け下さい。





新名勝・富嶽借景 〜新たな富士山の名勝を提唱するデザイン展〜

日本にはこんな富士山がまだあった。


以下、東山旧岸邸からのプレスリリース内容です。
ご覧下さい。

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かつて、東山旧岸邸からは、富士山を見ることができました。
御殿場に居を構えた多くの人々がそうしたように、ここで晩年をすごした岸信介元首相も
富士山の見える窓から、その美しい姿を眺めたことでしょう。
現在、その窓からは見えなくなってしまいましたが、御殿場を語るときに富士山の存在は大きく、人々を引きつける魅力に変わりはありません。

富士山の日である2 月23 日から、東山旧岸邸では「富士山」をテーマに展示を行います。
今回は、これまで富士山を何かに見立てるという視点で作品を発表してきた静岡市在住のクリエイター池ヶ谷知宏氏による写真とこれまでの作品および新作で構成し、
新たな名勝を提唱するという内容です。

新作では、閉ざされたボックスの中で富士山を表現し、鑑賞者がその箱を覗いたり手を入れたりすることで、作品が完成する仕組みをお楽しみいただきます。
また、カードやポチ袋、ティッシュケースなど、これまで発表された作品もご覧いただき、その一部はグッズとして販売も開始します。

[展覧会名] 新名勝・富嶽借景 ~新たな富士山の名勝を提唱するデザイン展~
[会 期] 2012年2月23日(木)~4 月23 日(月)
[会 場] 御殿場市東山旧岸邸
[開館時間] 10:00~17:00 (3 月31日まで/ご入館は16:30 まで)
10:00~18:00 (4 月1 日から/ご入館は17:30 まで)
[休 館 日] 毎週火曜日 (但し、3月20日(火)は開館)
[入 館 料] 一般300円/小・中学生 150 円 (但し、20 名以上の団体は1人50 円引き)

●池ヶ谷知宏氏について●
1982 年静岡県静岡市清水区生まれ。ショップマネージャーとして都内インテリアショップの立ち上げや店舗運営に携わる。
静岡県に戻りプロダクトブランドに参加した後、2011 年 goodbymarket(グッバイマーケット)を立ち上げる。
プロダクトを通じて生まれるコミュニケーションに興味を抱き、コミュニケーションツールの創造と提案を試みている。

●東山旧岸邸について●
近代数寄屋建築の祖といわれる建築家・吉田五十八(1894~1974)の作品のひとつであり(竣工1969 年)、岸信介元首相(1896~1987)が晩年の17 年を過ごした邸宅。2009 年より御殿場市の文化施設として一般公開されている。

[お問合せ] 東山旧岸邸指定管理者 株式会社虎玄
〒412-0024 静岡県御殿場市東山1082-1 TEL 0550-83-0747